第32回(2021年)龍谷賞受賞の決定について
龍谷賞
古谷正覚(1971年文学部卒 奈良県在住)1978年10月生
現職 聖徳宗第7代管長・第130世法隆寺住職
選考理由
1999年より法隆寺執事長、2019年に管長代務者を経て、2020年に聖徳宗第7代管長、第130世 法隆寺住職に就任され、1400年の法灯を受け継がれた。
特に本年(2021年)は、聖徳太子1400年の大遠忌にあたり、世界最古の木造建築群を始め多くの「国宝」を有する法隆寺住職として、日本初の憲法「十七条憲法も含め、太子の精神である仏法を大切にされ、また、日本初のユネスコの世界文化遺産に認定された文化財の維持に努められ、広く内外に平和の精神をアピールすることに尽力されている。
龍谷奨励賞(2名)
三木俊和(2012年法学研究)1987年6月生
現職 有限責任事業組合まちとしごと総合研究所共同代表・京都市伏見いきいき市民活動センター センター長
選考理由
大学院在学中に特定非営利活動法人「きようとNPOセンター」に就職。その後、「若者が、地域課題解決に本気で参画できる場の提供」を念頭に、龍谷大学と同センターが協働するプログラムを運営し、年間150名以上の大学生・高校生と共に、地域の課題解決に卒業生と在校生がともに取り組む仕組みを立ち上げ、深草キャンパスの地域で運営し続けている。
瀬川和正(2014年経済学部卒・鳥取県在住)1989年8月生
現職 鳥取県スポーツ協会
選考理由
トップセーラーの多くが幼少期からヨットを始める中 、大学からヨットを始め、卒業後にレーザー級のトップセーラーと成長した。レーザー級での東京オリンピック出場を目指していたが、日本代表選考で敗退後、強靭なフィジカルが要求されるフィン級へ転向し、急ピッチで肉体改造に取り組み、東京オリンピック代表となった。 その後不屈の精神で挑戦する姿は、メディアでも取り上げられ、本学の学生や校友だけでなく、多くの方に勇気と感動を与えた。
龍谷特別賞
三好嘉一(1968年経済学部卒・京都府在住)1944年9月生
現職 尺八演奏家 三好尭山
選考理由
日本で数少ないプロの尺八演奏家として洋楽器やオーケストラとの競演も多く、幅の広い活動を続け、世界20数ケ国に於いて日本の伝統文化の紹介、尺八の普及、発展に努められている。
また、指導者として、京都の他金沢、東京、岡山、松山、ハワイに教授所を開設し、「清尭社】という団体を作り多くの門人の育成、近年は邦楽アンサンブル«みやこ風韻»で団長をつとめ邦楽のすばらしさを学校公演等を通じて若年層への普及伝承にも力を注いでいる。
- 登録日:2021.10.12 / 更新日:2021.10.12
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